パブリックリソース財団が、Panasonic株式会社と協力して行った組織基盤強化のSROI評価のレポートが、イギリスのSocial Value Internationalの認証を受けました。
SROIレポート「Panasonic NPOサポート ファンドの組織基盤強化の社会的インパクト」(日本語版)はこちらからダウンロードできます。
英文レポートとインパクトマップはこちらからダウンロードできます。→(英文レポート)(英文インパクトマップ)
※SROI(Social Return on Investment)とは、事業への投資価値を金銭的価値だけでなく、より広い価値の概念に基づき、評価や検証を行うためのフレームワークです。
パブリックリソース財団では、組織基盤強化の社会的インパクトを測るための手法を開発するために、組織基盤強化のSROIに取り組んできました。今回、国際水準に照らして評価の適切性や透明性を確保するために、SROIレポートをイギリスのSocial Value Internationalに提出し、2018年1月2日に認証(Assurance)を取得しました。
今回のSROIレポートは、Panasonic NPOサポート ファンドの助成先の1つである「認定特定非営利活動法人 アレルギー支援ネットワーク」を対象としています。同団体への組織基盤強化助成の社会的インパクトは投入額の8.82倍となり、大きな社会的成果を生んだことが分かりました。
同ファンドの目的は、助成先の団体の組織基盤が強化され、それによって社会へのインパクトが増大することにあります。そのため、組織に対するインパクトについては、「NPOマネジメント診断シート」をアセスメントツールとして活用し、助成前と助成後の組織の変化を定量的に評価しました。
社会に対するインパクトについては、同団体における組織基盤強化の効果が最も強く現れた事業(アレルギー大学)が生み出した社会的価値を、SROIの手法を活用して計測しました。
「NPOマネジメント診断シート」はこちらからダウンロードできます。
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