2019年10月スタート!
「NPOマネジメント支援コンサルタント養成講座」
NPOマネジメント支援コンサルタントとして必要な知識やスキルを実践的に身に付けたい方、ぜひご応募ください。
NPO運営経験者、NPO支援経験者、NPO評価者、認定・准認定ファンドレイザー、企業やNPOのコンサルタント、過去にパブリックリソースセンターのNPOマネジメント支援コンサルタント養成入門講座を受けた方など、NPO支援者としての本格的なスキルを身に付けたい方、将来的に休眠預金の実行団体の伴走支援を行いたい方などに最適の講座です。
(ふくしま未来基金による受講費補助制度あり)
NPOマネジメントコンサルティングの入り口である「組織診断」、NPOマネジメントを体系的に学べる通信講座、NPOの伴走支援に必要なファシリテーション、ロジックモデル、システム思考などの基礎講座、組織診断後の団体支援から学ぶ「実践ゼミ」など、NPO支援力を高めるための連続講座です。
これまでの講座の修了生は、実際にNPOの組織診断やロジックモデルを行ったり、マネジメント支援に入るなど、活躍しています。
年に1度のこの機会に、ぜひコンサルタント養成講座にご参加ください!
<実施の背景と講座の特色>
だれもが自分らしく活き活きと暮らせる地域や社会をつくるために、NPOの存在は欠かせません。制度の隙間で困っている人をなくすこと、人と人とのつながりを回復すること、子どもたちが将来に渡って豊かな人生を送ること、少数者の人権を守ること、といった社会的な価値を生み出すNPOには今、大きな期待が寄せられています。
そのようなNPOが、社会的価値を最大限に生み出していくために、運営面を強化するための支援の必要性もまた認識されつつありますが、NPOコンサルタントなどの支援者の人材が不足しているのが現状です。
そこでパブリックリソース財団では、毎年NPOマネジメント支援コンサルタントを養成するための講座を開催し、NPOの組織診断の手法を実践的に学んでいただくことで支援者の育成に取り組んでいます。
今年は組織診断に新たな視点を組み込み、手法もバージョンアップした講座として開催します。組織が「きちんと運営されPDCAが回っているかどうか」だけでなく、「社会に対して成果を生みだせる団体であるかどうか」という視点での組織診断を中心に、支援者に必要な知識やスキルが身に着きます。
特に、既にNPO支援を実践していらっしゃる方、企業やNPOで身に着けたマネジメントスキルを活かしてNPOの伴走支援を始めたい方のご参加をお待ちしています。
<受講対象者>
・NPOの伴走支援力を向上させたい方
・組織運営の経験を活かしてNPO支援を始めたい方
・組織診断の新たな手法を学びたい方 など
<講座の構成と内容>
NPOの支援力を高めるための4つのフェーズからなる支援者養成講座です。
※スケジュール一覧はこちらからご覧ください。
(1)NPOマネジメントの基礎を学ぶ「通信講座」
(2)組織診断(新バージョン)を実践的に学ぶ、「教室学習」と「実習」
(3)伴走支援者に必要な知識とスキルを身に着ける「選択講座」
(4)組織診断後の支援を実践する「実践ゼミ」
(1)NPOマネジメントの基礎を学ぶ「通信講座」
定員:16名
日程:2019年9月~11月(自宅学習)
※下記(2)の『組織診断(新バージョン)』を受講する方のみ受講可能(通信講座単独の受講はできません)
概要:書籍「NPO実践マネジメント入門」をテキストとして、NPOの運営に必要な知識を体系的に学びます。ミッション・ベースト・マネジメント、ガバナンス、中期計画、ファンドレイジング、人材開発、財務会計、非営利組織の評価、企業の社会貢献とNPO、の9科目の中から4科目選択していただき、選択式、記述式の2種類の課題に取り組みます。
※通信講座は、日本ファンドレイジング協会の認定・准認定ファンドレイザーの受験資格取得に必要なポイントのうち、選択研修について、その全て(15ポイント)を獲得することができます
(2)組織診断(新バージョン)を実践的に学ぶ、「教室学習」と「実習」
定員:16名
教室学習の日程:2019年10月20日(日)※必修、10月26日(土)※必修、11月30日(土)※必修 の全3回(いずれも10時~17時)
教室学習の概要:NPOマネジメント支援の出発点となる「組織診断」の手法を学びます。講義やケーススタディー、ワークショップを通じて、「成果を生みだせるNPOはどんな組織か」「優れているかどうかをどのような視点で判断するのか」を、最新のフレームワークを使って理解します。
講師:公益財団法人パブリックリソース財団 事務局長 田口 由紀絵
診断実習の日程:2019年12月7日(土)、12月28日(土)、1月25日(土)※必修 のミーティングに加え、期間中にNPOを2回訪問
診断実習の概要:4~5名のチームで1団体のNPOを担当し、メンターと共に現地を訪問して組織診断を行います。実習先のNPO訪問の前後には、チームでのミーティングを行い、ヒアリングの準備や情報の分析、仮説の構築などを行います。診断実習先のNPOは、福島県内あるいは首都圏のNPOを予定しています。
(3)伴走支援者に必要な知識とスキルを身に着ける「選択講座」
NPOへの伴走支援をする際に必要な知識やスキルを、それぞれの専門家を講師に迎えて学びます。
2019年11月2日(土)10時~17時:NPO支援者のためのシステム思考
講師:チェンジ・エージェント マネジャー 江口 潤
組織診断から始まるNPOのマネジメント支援では、問題の見えている部分を近視眼的・表層的にとらえるのではなく、全体像をさまざまな要素のつながりとして理解し、本質的な原因を見通す力が必要です。「システム思考」のアプローチを学ぶことで、NPOの組織運営上の問題だけでなく、社会に起きている問題が実はどのような要素のつながりで起こっているかを考えられるようになること、そしてNPOが真の解決策を創り出し、変化を加速するための支援ができるようになることを目指します。
定員: 24名
2019年11月9日(土)10時~17時:NPO支援者のためのロジックモデル
講師:モジョコンサルティング合同会社 代表 長浜 洋二
行っている事業がどのように社会的な成果につながっているのか、あるいはつなげていこうとしているのかを明確にするためのロジックモデル。事業の成長に役立つロジックモデルの作成方法と、NPO自身が作成する際の支援方法を学びます。
定員: 24名
2019年11月16日(土)10時~16時
NPO支援者のためのメタファシリテーション【ステップ1:“事実質問”の基本】
講師:NPO法人ムラのミライ 専務理事 宮下 和佳
組織診断では、ヒアリングを通して支援者がいかにNPOの現状を把握できるか、それと共にNPOが自ら解決策に気づいて行けるかが、その後の組織基盤強化に向けての大切なポイントになります。それを可能にするような「問い」の投げかけ方の基礎を、実践を交えながら学びます。
定員:16名
2019年12月14日(日)10時~16時
NPO支援者のためのメタファシリテーション【ステップ2:課題分析のための、“事実質問”の組み立て】
講師:NPO法人ムラのミライ 専務理事 宮下 和佳
上記ステップ1をを受講したか、今までにムラのミライ主催講座でステップ1を受講したことのある方が受講可能です。課題分析のための「問い」の投げかけ方を学びます。
定員:16名
(4)組織診断後の支援を実践する「実践ゼミ」
日程:2020年2月22日(土) 10時~16時 キックオフ
組織診断実習を終えたあと、引き続きマネジメント支援が必要な団体に対して、診断結果に応じたテーマでのマネジメント支援を行います。2020年3月まで2~3回のミーティングと2~3回のNPO訪問を予定しています。
講師:モジョコンサルティング合同会社 代表 長浜 洋二
公益財団法人パブリックリソース財団 田口 由紀絵
<教室学習の会場>
東京都内(八丁堀駅近辺の会議室を予定しています)
<受講費>
1、通信講座、組織診断、選択講座、実践ゼミの全て((1)~(4))を受講する場合
250,000円(税別)
※ふくしま未来基金による受講費補助あり
※通信講座を既に受講したことがある方で、再受講を希望しない場合は、2万円を差し引きます。
※選択講座をいくつ選んでも金額は変わりません。
2、通信講座、組織診断、選択講座((1)~(3))を受講する場合
170,000円(税別)
※選択講座をいくつ選んでも金額は変わりません。
3、通信講座、組織診断((1)~(2))を受講する場合
120,000円(税別)
4、選択講座(3)を受講する場合
1講座25,000円(税別)
※(1)通信講座のみ、あるいは(4)実践ゼミのみの受講はできません。
<ふくしま未来基金による受講費補助について>
パブリックリソース財団では、福島の篤志家及び地域貢献を目指す企業からの寄付をもとに、「ふくしま未来基金」を創設・運営しています。
「ふくしま未来基金」では、福島が将来にわたり誰もが活き活きと生きていける地域となることに貢献するNPOや社会企業を支援するために、助成金交付による資金的支援を行うほか、必要に応じコンサルタント派遣などの経営支援を行っています。
NPOを支援するためには、支援人材が欠かせません。そこで「ふくしま未来基金」では、福島県内でNPOや社会企業を支援する人材育成にも取り組んでいます。
今年は、本講座修了後に福島のNPOの経営支援をすることが可能な方を対象に、受講費の補助をすることで、支援人材の育成を図ります。
【受講費補助の内容について】
本講座修了後に福島のNPOの経営支援をすることが可能で、「通信講座」「組織診断(教室学習と実習)」「選択講座」「実践ゼミ」(①~④)を全て受講する場合に限り、ふくしま未来基金の補助により、受講料250,000円のところを、3万円(税別)で受講することができます。
また、福島県からの受講者については、東京で行う教室学習に参加するための新幹線および特急電車の料金の実費をふくしま未来基金が負担します。
首都圏からの受講者については、実習の際に福島県内のNPOを訪問するための新幹線および特急電車の料金の実費をふくしま未来基金が負担します。
【受講費補助の対象となる方】
本講座修了後に福島県内のNPOの経営支援をすることが可能であり、その意思のある方
【受講費補助の申請方法】
受講申し込みの際に、受講費補助の志望理由についてお書きください。
<応募方法>
以下のWEBフォームより、10月10日(木)までにお申込みください。
書類による選考を行い、結果を10月11日(金)までに結果をメールでお知らせいたします。
<募集締め切り日>
2019年10月10日(木)
<お問い合わせ>
公益財団法人パブリックリソース財団
事務局長 田口由紀絵
メール:お問合せ窓口よりお願いいたします
電話:03-5540-6256
〇よくある質問
Q1:全ての日程には参加できないのですが、応募はできませんか?
A1:学習効果を高めるために、すべての日程にご参加いただくことが望ましいですが、少なくとも上記プログラムで「※必修」と記してある4日間(2019年10月20日(日)、10月26日(土)、11月30日(土)、1月25日(土))に参加できることが応募条件となります。難しい場合はご相談ください。
Q2:通信講座を修了しないと、実習に進めないですか?
A2:通信講座では、9科目のうち4科目で、課題1(選択式の問題)と課題2(筆記問題)の両方を提出する必要があります。1科目でも提出がなかった場合は、診断実習に進めません。
Q3:どのような人が参加しますか?
A3:これまで、企業に勤めて身に着けたマネジメントスキルを活用してNPOに対するマネジメント支援をプロボノで行っていきたいと考えている方、今は東京で働いているが福島のNPO支援をしたいと考えている方、NPOの中間支援団体の職員でNPOのマネジメント支援のスキルアップをしたい方、NPOに対する経営コンサルティングを行っており組織診断の手法を学びたい方、NPOの運営経験があり他のNPOのマネジメント支援にも関心がある方、などが参加されています。
Q4:ふくしま未来基金からの受講費補助を受けた場合、講座修了後に、どのように福島県内でのマネジメント支援に関わることが想定されますか?
A4:「ふくしま未来基金」の助成団体等へのマネジメント支援を行っていただくことがあります。修了生の経験やスキル、特定の分野における知識等によっては、「ふくしま未来基金」よりコンサルティング謝金をお支払いして、助成団体の組織診断をお願いする場合があります。プロボノ等で「ふくしま未来基金」の助成団体等へのサポートを担っていただくことも歓迎です。
Q5:実習先のNPOはどこのNPOですか?
A5:福島県内のNPOが中心となる予定です。ふくしま未来基金の受講費補助を受けない方に関しては、首都圏のNPOが実習先になる可能性があります。
〇参加者の声
「NPOマネジメントについて体系的にバランスよく把握できました。これから自団体や他団体への支援に活かせると思います。」
「単なる座学ではない、充実した講座でした」
「コンサルという立ち位置が理解できました」
「他の参加者の方々の視点を知ることで、課題と強みの両方を知ることにつながりました」
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