「一柳ウェルビーイングライフ基金」が創設されました
~誰もが最期まで、その人の思いを叶えて生ききることができるために~
一柳弘子さんのパートナー・一柳冨次さんは鎌倉から東京に出て、渋谷において音楽と食の拠点となるビル事業を一代で築かれました。115歳まで生きると言っていたパートナーが病に倒れ、共に病と闘い、看取る過程で、ノンフィクションライターである弘子さんは、「病を診るだけで、その人を診たうえでの全人的ケアがなされていない」ことに疑問を持ちます。
「人間が最期まで、その人らしく、かけがえのない存在として生きるために、何が必要なのだろう」と、弘子さんの自問と追求が続いていきます。
そして、本人の意思を第一にして、ウェルビーイングに生ききることができる社会をめざそう──その思いを共有する方たちと一般財団が誕生しました。
世の中には、生きづらさを抱えている人々、障害や病と闘っている人々、病や高齢から死と向き合っている人々など、様々な理由からその人らしく生きることができていない人、あるいは、人間らしく生きることを妨げられている人が存在しています。そうした人々をケア・救援し、寄り添い、支える活動を続けている人々や団体が存在することも事実です。
一人でも多くの人が最期まで、その人の思いを叶えて生ききることができるようになるために、人々をケア・救援・支援する活動を少しでも応援したい、との弘子さんの想いから、弘子さんの寄付によって、「一柳ウェルビーイングライフ基金」は、冨次さんのご命日である4月8日に創設されました。ここでのウェルビーイングとは、「肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態」にあることをいいます。
この基金は、弘子さんとパートナーのお志を尊重しながら、公益財団法人パブリックリソース財団が責任をもって運用します。
助成金の公募に関しては、改めて、お知らせします。
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